フランチャイズに加盟するメリットはメリットとデメリットを知るでも紹介していますが、その一つに融資を受けやすいというものがあります。

まず独立開業には、資金の確保は必要不可欠と言えます。

もちろん資金を必要としないビジネスモデルが存在しているのも事実ですが、開業後の運転資金などを考えるとやはり資金はあるに越したことはありません。

とはいえ会社員からの独立開業では、ほとんどの場合で実績が無い状態での開業のため、経営者としての信用もなく、銀行・信金などでの資金調達はかなり難しいです。

個人が開業する際の融資相談先としては、日本政策金融公庫を利用するのが一般的です。

日本政策金融公庫は公的な金融機関であるため、民間の銀行などに比べると審査も通りやすく、実績不足や属性の悪い個人でも融資をしてくれます。

特にフランチャイズに加盟しての開業の場合であれば、過去の取引実績、立地などが類似した過去の加盟店の実績を元に信頼性の高い事業計画書を作成できるので、金融機関からの信用を得られやすく、資金調達がしやすくなります。

ただし、必ず融資されるというわけではありませんので、注意してください。

融資を受けやすいのは、内装や備品などのように、資金の使い道が分かりやすい経費です。
業種によって、資料をわかりやすく、根拠のあるものを用意するようにします。

事業計画書などはフランチャイズ本部が作成を手伝ってくれることが多いので、相談してみると良いでしょう。

自己資金だけで開業できる場合でも、あえて融資を受けるという選択肢もありますので、自分の経営計画をしっかり作って独立開業を目指しましょう。