サバ料理店を運営する鯖や(大阪府豊中市、右田孝宣社長)は2021年までに、店の数を17年春の13店から約6倍の83店まで増やす。
静岡県などの水産業者や広島県の飲食店とフランチャイズチェーン(FC)契約を結び、年間で十数店のペースで加速する。
サバ料理の専門店「SABAR」を増やす。
まずは17年度内に静岡県沼津市、福井県小浜市など4店を開く。広島県や大阪市内などでも地元の飲食店が運営する店を開く予定だ。
SABARは関西を中心に国内外13店あるが、これまでは直営での出店が主流。
資金面でもネットで小口資金を募るクラウドファンディング(CF)に頼っていたため出店に時間を要していた。
16年11月にコメ卸最大手、神明とFC契約を初めて締結。一気に出店を増やす。
サバの安定調達先も確保した。
千葉県の銚子港の水産卸業者と契約を結び、店舗で使うとろサバやわかサバの買い付けや加工、保管を委託した。
鯖やは出店拡大に伴い単体の売上高を2022年までに、17年4月期比3.3倍の40億円まで引き上げる。
「日本経済新聞 電子版より抜粋」